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FAEVIA · COLUMN

外出先のフリーWi-Fiで仕事をするときに確かめたいこと

打ち合わせまでの空き時間にメールを確認する。出張先のホテルで資料を開く。外出先のWi-Fiが使えると、仕事を進められる場面が増えます。 そのときの安全性を考える手がかりは、接続先、通信の保護、端末の設定です。無料か有料かという料金の違いだけでは、この三つは判断できません。

作成:株式会社P&Me/FAEVIA · 公開:

接続するWi-Fiの名前を施設で確かめる

Wi-Fiの接続一覧には、施設名に似た名前が複数表示されることがあります。名前だけを見て選ばず、店内の案内やフロントで、施設が案内しているSSIDを確認します。SSIDはWi-Fiの接続名です。ただし、別のネットワークでも同じ名前を使えるため、名前の一致だけで安全性を判断することはできません。

たとえば、案内に書かれた接続名と、一覧で見つけた接続名の末尾が違うなら、その場で施設の担当者に尋ねます。電波が強いことや、施設名が含まれることだけを根拠に選ばないようにします。

以前使った公衆Wi-Fiへの自動接続も見直しておきたい設定です。自動接続をオフにしたり、もう使わない接続先の登録を削除したりしておけば、意図しない接続を避けやすくなります。

HTTPSが守る範囲を知っておく

現在の多くのホームページでは、HTTPSという仕組みで、ブラウザーとサイト側の間の通信が暗号化されています。米国の消費者保護機関FTCも、暗号化が広く使われるようになったことで、公衆Wi-Fiの利用は以前より安全になっていると説明しています。

一方で、HTTPSの役割は、接続したサイトとの通信を保護することです。偽のログインページでもHTTPSを使えるので、「httpsで始まるから、この会社の本物のページだ」とは判断できません。仕事のサービスへ入るときは、保存してあるブックマークや公式アプリから開くと、接続先を確認しやすくなります。

ブラウザーに証明書などの警告が出た場合は、そのまま進んでパスワードを入力せず、公式のアドレスか、施設の接続手順に問題がないかを確認します。ネットにつなぐための画面なのに、不明なソフトウェアの導入まで求められた場合も、施設へ確かめてから判断します。

パソコン側の共有を見直す

外出先では、同じWi-Fiに誰が接続しているかを把握できません。Windowsなら、その接続のネットワークプロファイルを「パブリック」にすることで、ほかの端末からの検出やファイル共有を制限する設定を利用できます。自宅でプリンターを共有するための設定を、外出先にもそのまま当てはめないようにします。

OSやブラウザーを更新し、仕事用アカウントには多要素認証を設定しておきます。多要素認証は、パスワードと、手元のスマートフォンでの承認など、異なる種類の確認を組み合わせる方法です。接続する場所を変えるだけでは、端末やアカウントのセキュリティ上の問題は解消できません。

扱う情報に合わせて接続方法を選ぶ

顧客情報や社内資料を扱う場合は、会社や取引先が定めた利用条件を先に確かめます。指定のVPNがあるならその手順を使い、公衆Wi-Fiを使えない業務なら、許可されたモバイル回線などを選びます。

VPNは、端末からVPNの接続先までの通信を暗号化する仕組みです。ただし、偽サイトへ自分で情報を入力することまでは防げないため、接続先の確認も引き続き必要です。

出先で扱う情報と、使ってよい接続方法をあらかじめ決めておけば、席に着いてから毎回迷わずに済みます。施設のWi-Fiを使う日も、自分の回線を使う日も、同じ基準で仕事を始められます。

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