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FAEVIA · COLUMN

ホームページのバックアップで残すもの

ページを誤って消したときや、変更前の状態に戻したいときに使うデータの控えが、バックアップです。ただし、「保存してある」だけでは、どこまで戻せるかは分かりません。記事、画像、デザイン、設定のうち何が残り、いつの状態に戻せるかが重要になります。

作成:株式会社P&Me/FAEVIA · 公開:

スクリーンショットだけでは足りない

スクリーンショットは、画面の見た目を画像として記録したものです。以前のデザインを見返すには役立ちますが、ページの仕組みや設定までは保存されません。復元には、ホームページを動かしていたデータが必要です。

「保存してあります」と言われたら、何を保存したのかを聞きます。商品写真だけなのか、記事の文章もあるのか、デザインや設定も含めて戻せるのかで、困ったときにできることが違います。

サイトの作り方ごとに残すデータ

HTMLで作ったサイトなら、ページの文章を書いたHTML、見た目を指定するCSS、画像、公開に必要な設定などを残します。ホームページ制作サービスを使っている場合は、サービスのバックアップや変更履歴で何を戻せるかを調べます。記事だけ、デザインだけ、と対象が限られていることもあります。

通常のWordPressサイト全体を戻すには、「ファイル」と「データベース」の両方が必要です。ファイルには画像やデザイン・機能を動かすためのデータなどが含まれ、データベースには記事や設定などが保存されています。管理画面から記事を書き出しただけで、サイト全体を戻せるとは限りません。

保存日時・頻度・保管期間を確かめる

たとえば月曜の夜にバックアップを取り、火曜に新しい記事を書いたとします。水曜にサイトが壊れて月曜の状態へ戻すと、火曜の記事はそのバックアップに入っていません。復元できるかどうかに加え、いつの状態に戻るのかを確かめることも大切です。

月に一度のお知らせ更新と、毎日注文が入る通販では、残したいデータの増え方が違います。記事を更新する頻度や注文が入る間隔に合わせて、保存の頻度を決めます。注文のあるサイトを丸ごと以前の状態へ戻す場合は、その後に入った注文を失わないよう、作業前に管理者と扱いを決める必要があります。

保存した日時と対象は、バックアップの完了表示で確認できます。保存先と、何日前までのデータが残るかも控えておきます。古いバックアップが順に消える仕組みだと、問題に気付いたときには、戻したい時点のデータがなくなっていることがあります。

制作者や管理会社に任せている場合は、「サイト全体を戻せますか」「一番新しい保存日時はいつですか」「何日前の分まで残りますか」「復元は誰へ依頼しますか」と聞けます。自動保存の設定だけでなく、最近のバックアップが実際に作成されているかも確かめます。

公開サイトとは別の場所で復元を試す

可能なら、公開中のサイトとは別に用意した確認用の場所で復元を試します。この場所を検証環境と呼びます。メールや注文の処理が実際に動かないようにしてから保存データを読み込み、ページや画像が開くか、必要な設定が戻るかを見ます。

自分でこの環境を用意できなければ、無理に公開中のサイトを戻して試さず、制作者へ復元の確認を依頼します。「どのデータを使って、誰が戻し、戻した後に何を見るか」を決め、連絡先と一緒に残しておくと、実際に困ったときに作業を始めやすくなります。

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