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FAEVIA · COLUMN

ホームページ用の撮影リスト

きれいな写真は何枚もあるのに、店への入り方や商品の大きさが分からない。ホームページ用の写真では、見た目に加えて、お客様が知りたいことを写す必要があります。架空の焼き菓子店を例に、撮影を頼む前に作るリストを紹介します。

作成:株式会社P&Me/FAEVIA · 公開:

一枚ごとに写真の役割を決める

この例の店は、店頭で焼き菓子を販売し、ホームページには店の紹介、商品の一例、アクセスを載せます。通販や取り置きの受付は行っていない設定です。以下の品ぞろえや説明は架空の例なので、そのまま自店の事実として使わないでください。

必要なのは、店全体を何となく紹介する写真だけではありません。「何が買えるか」「どのくらいの量か」「どの入口から入るか」という疑問を、別の写真で解消します。撮影前にページの見出しを書き、そこに置く写真の役割を一行ずつ添えます。

撮影担当者に渡すリストの例
役割・置く場所撮るものと写す範囲写真に添える説明の例
何の店か/ページの冒頭焼き菓子の並ぶ売り場。商品と売り場の関係が分かる範囲。店内で焼いたクッキーやパウンドケーキを販売しています。
何が買えるか/商品紹介定番のクッキー一袋。中身と通常の包装を一緒に。クッキーは一袋6枚入りです。
中身はどうなっているか/商品紹介パウンドケーキの一切れと断面。通常の販売単位が分かる構図。パウンドケーキは一切れから販売しています。
どこから入るか/アクセス道路側から見た店名表示と入口。目印との位置関係も残す。青いひさしの下が入口です。
店内の様子/初めて来る方へ入口から売り場まで。実際に来店時に見える配置。入口を入って右手が売り場です。

ここに挙げた五枚は、最低限必要な枚数を示すものではなく、この店の掲載内容に合わせた例です。商品が一種類なら紹介写真をまとめられますし、入口が分かりにくければ、曲がり角の目印も必要です。載せる理由を言えない写真は、撮影の優先順位を下げます。

普段の販売状態で商品を撮る

写真用にだけ量を増やしたり、通常は付けない包装を使ったりすると、実物との違いを説明しなければなりません。撮影する品名、個数、包装を先に決め、普段の販売内容と照合します。季節商品を撮る場合は、掲載期間もメモに残します。

たとえばクッキーの大きさを伝えたいなら、袋だけの遠景では足りません。袋と中身が分かる寄りの写真を撮り、必要なら説明文に実測した大きさを添えます。写真から正確な寸法を読み取ってもらおうとせず、数値が必要な箇所は文字で補います。

スタッフの顔写真がなくても、商品、入口、売り場の写真は用意できます。誰が働いているかを紹介する目的がないなら、顔写真を必須にする必要はありません。人物やほかのお店の看板などが入る場合は、そのまま掲載してよいかを撮影前に確かめます。

横長・縦長で写る範囲を確かめる

ホームページでは、同じ写真でもパソコンとスマートフォンで表示範囲が変わることがあります。使う場所の形が決まっているなら、撮影担当者に見本を渡します。まだ決まっていなければ、商品だけの寄りと、周囲に余白のある引きの両方を撮っておきます。

入口の写真なら、店名とドアが両方入っていることが目的です。中央のドアだけを残して店名が切れる構図では、初めて来る人の目印になりません。撮影後に横長と縦長の枠を重ね、何が切れるかを確認します。店名など大事な情報を、写真の端ぎりぎりに置かないようにします。

写真に直接文字を入れて加工する場合は、ページ上の配置が決まってからにします。文字なしの元画像も残しておけば、別の表示幅に合わせた切り取りや、案内文の変更ができます。

掲載条件を添えて画像を渡す

撮影後の引き渡しメモの例
ファイル名内容・使用先掲載時に確かめること
shop-counter-wide.jpg売り場の全景。冒頭の候補。写真内の値札が現在の価格と一致しているか。
cookie-package.jpgクッキー6枚入り。商品紹介。個数と包装を変更したら、写真も差し替える。
cake-cut.jpgパウンドケーキの断面。商品紹介。写っている味が掲載期間中に販売されるか。
shop-entrance.jpg青いひさしと入口。アクセス。店名が小さな画面でも読めるか。通行人が写っていないか。

渡すものは、加工前の元画像、掲載候補、上のメモです。撮影者から使える範囲や名前の表記について条件を受けている場合は、その内容も添えます。制作者が迷わないよう、似た写真を何十枚も区別せずに渡すのではなく、第一候補が分かるように、ファイル名や番号を付けます。

最後は完成ページに置いた状態で見ます。写真が鮮明かだけでなく、「入口を見つけられるか」「販売単位を取り違えないか」を、最初に決めた疑問に戻って確認してください。足りなければ、撮り直す写真と、文章で補う情報を分けて指定できます。

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