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FAEVIA · COLUMN

問い合わせフォームの必須項目の選び方

問い合わせフォームの項目を決めるときは、相談を受けた後、最初の返信に何の情報が必要かを考えます。そこで使わない情報まで必須にすると、お客様は、まだ決まっていないことまで入力しなければなりません。訪問型の整理収納サービスを例に、どの項目を残し、何を後で聞くかを決めていきます。

作成:株式会社P&Me/FAEVIA · 公開:

受付後の対応から考える

この例では、担当者がメールで相談を受け、訪問できる地域か、どんな作業を希望するかを確かめてから打ち合わせを案内します。初回のフォーム送信では、訪問日も料金も確定しません。以下の受付方法は、説明のために設定した架空の例です。

最初の返信に必要なのは、返事を届けるメールアドレス、訪問先のおおまかな地域、相談したい内容です。建物名や部屋番号は、訪問を決める段階で確認できます。このように、答えをいつ使うかで項目を分けます。

項目ごとに使う目的を決める

このサービスでの項目の決め方
候補使う場面この例での扱い
お名前返信の宛名に使い、誰からの相談かを確認する。必須。ふりがなは、最初のメール対応では使わないので設けない。
メールアドレス最初の返信を送る。必須。
訪問先の市区町村対応地域内かを確かめる。必須。番地までは求めない。
相談内容何の片付けを頼みたいかを把握する。必須。「場所」と「困っていること」の記入例を添える。
希望時期打ち合わせの候補を考える。任意。「未定」でも相談を受ける。
電話番号訪問当日の連絡に使う。訪問日を決める段階で聞く。
番地・建物名・部屋番号実際の訪問に使う。訪問が決まってから聞く。
予算作業範囲を相談するときの材料。この例では、最初の返信の後に希望を尋ねる。

これはすべてのフォームに共通する正解ではありません。電話で折り返すサービスなら電話番号が必要ですし、現地調査の手配まで同時に受け付けるなら住所を先に尋ねる理由があります。「担当者がその答えを使って何をするか」を説明できる項目を残します。

項目名と補足を書く

「ご相談内容」だけでは、何から書けばよいか分からないことがあります。この例では、担当者が知りたい二点を、入力欄の補足説明に書きます。詳しい間取りや収納用品の型番まで、最初に説明してもらう必要はありません。

入力前に載せる案内文

訪問して行う片付け・収納のご相談を受け付けています。内容を拝見し、メールで打ち合わせをご案内します。訪問日時と料金は、打ち合わせ後に決まります。

入力欄に添える文の例
項目名補足・記入例
お名前(必須)返信の際にお呼びするお名前をご入力ください。
メールアドレス(必須)ご相談への返信に使用します。
訪問先の市区町村(必須)例:A市。対応地域を確認するために伺います。
ご相談内容(必須)片付けたい場所と、今困っていることをお書きください。例:台所の棚を整理し、普段使う食器を取り出しやすくしたいです。
希望時期(任意)決まっていればお知らせください。例:来月中。未定の場合は空欄で送れます。

項目名は、文字を入力している間も見えるようにします。入力前だけ欄の中に出る薄い文字を「プレースホルダー」といいますが、そこにしか項目名がないと、入力中に何の欄かを見返せません。補足を欄の外へ置き、制作担当者には項目名と入力欄をコード上でも結び付けてもらいます。

選択肢にない相談の扱い

希望時期を「今週・来週・今月」から選ばせるだけでは、「来月」や「まだ決めていない」という希望を伝えられません。このサービスが未定の相談も受けるなら、「未定・相談して決めたい」を加えるか、任意の自由記入欄にできます。

一方、「対象地域を選んだ人だけ送れる」設計にするなら、地域外の人に表示する案内も必要です。受付条件がまだ決まっていないのに、フォームだけで対象外にしてしまわないよう、運営者と制作者で確認します。

相談の種類によって質問が変わる場合もあります。訪問相談だけ住所欄を表示する仕組みなら、その欄を表示しない相談で、住所の未入力エラーが出ないかまで確かめます。

任意欄を空欄で送信する

文面が決まったら、制作担当者とテスト用の宛先を確認し、必須の四項目だけで送信します。「任意」と書いた希望時期が空欄のまま送れるか、担当者にその内容が届くかを見ます。次は必須項目を一つだけ空欄にし、どの欄を直すのかが分かる表示になっているかを確かめます。

この確認で、フォームに書いた受付方針と実際の動作をそろえられます。集める情報と使う目的が決まったら、個人情報の取り扱いの説明も、その内容に合っているか確認します。

参考資料

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