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FAEVIA · COLUMN

問い合わせフォームの送信テスト

送信ボタンを押して「送信しました」と出ても、担当者が問い合わせを読めるとは限りません。公開前のテストでは、入力・送信から担当者の返信まで、一連の流れを確かめます。ここでは、メールで相談を受けるフォームを例に、記録を残しながら調べる手順を説明します。

作成:株式会社P&Me/FAEVIA · 公開:

テストの宛先と確認項目

制作担当者と、試すページ、通知を受け取る担当者、送信者役のメールアドレスを決めます。メールアドレスは自分たちが受信できるものを使い、実在のお客様の情報は入力しません。公開中の窓口なら、担当者にテストの時刻と件名を知らせ、通常の相談と区別できるようにします。

この例では、送信後に完了画面を表示し、担当者へ通知メールを送り、送信者にも受付メールを送る仕様とします。自動返信のないフォームなら、その確認項目は「対象外」です。備わっていない機能を、不具合と数えないようにします。

テスト用の相談本文

【送信テスト T01】

店名は「P&Me」です。

一行目:ホームページの相談です。

二行目:改行と「&」「&」の表示を確認しています。

これは動作確認です。実際の依頼ではありません。

名前は「テスト担当」、メールアドレスは用意した受信用アドレスにします。本文に番号を付けると、どの操作に対応した通知なのかを見分けられます。各テストで番号を変え、送信時刻も記録してください。

送信から返信まで確かめる

まず必須項目を正しく入力し、任意項目は空欄で送ります。完了画面、担当者側の受信箱、送信者側の受信箱を、それぞれ別に確認します。通知メールでは、件名だけでなく、名前、返信先、相談本文を開いて照合します。

次に担当者側から、その問い合わせへ返信します。いつも使うメールソフトで返信操作をし、宛先が送信者役のアドレスになっているかを送信前に見ます。通知システムのアドレスになる場合は、問い合わせ元へどう返信する仕様なのかを制作担当者と確認します。

記入済みのテスト記録例(架空)
番号・時刻確認先と期待する結果実際の結果
T01・10:00完了画面:受付済みと次の連絡方法が分かる。表示された。メールで返信する旨も読めた。
T01・10:01担当者の受信箱:入力した内容が一致する。受信。P&Me、改行とも一致。
T01・10:01送信者の受信箱:受付メールが届く。受信。ただし迷惑メールフォルダーに入った。要調査。
T01・10:04担当者から返信:送信者役が読める。正しい宛先に返信でき、受信を確認した。

この例は「すべて合格」ではありません。受付メールが迷惑メールに入ったため、制作担当者へ送信設定の確認を依頼します。一度届いた結果だけで、すべての利用者の受信を保証することもできません。まず、今回使った環境で何が起きたかを正確に残します。

入力・操作を変えて試す

次は正常な入力を基準に、一か所だけ変えて試します。複数の欄に同時に誤った内容を入れると、どの入力が原因で送信できないのか分かりにくくなります。確認した端末とブラウザーも記録し、普段使うスマートフォンでも同じ操作をします。

追加する確認項目
入力・操作確かめること
必須の名前だけを空欄にする。送信されず、名前を入力する必要が分かる。
メール欄を「test」にする。形式の誤りを示し、修正する欄が分かる。
エラーを直して送る。ほかの入力内容を保ったまま、送信を完了できる。
任意項目をすべて空欄にする。未入力を理由に止まらず、担当者に届く。
日本語、改行、&を含む本文を送る。通知本文に文字抜けや意味の変わる置き換わりがない。
キーボードのTabキーで入力欄を移る。現在の位置が見え、入力から送信まで進める。
スマートフォンでエラーを出して直す。エラーの場所を探せて、ボタンや補足が隠れずに操作できる。

二重送信や通信が切れた場合も確認したいところですが、公開中のフォームで何度も送信したり、意図的に通信を切ったりする前に、制作担当者と試す場所と方法を決めます。画面が変わらないときは、届いたか分からないまま押し続けず、送信時刻と画面を記録します。

不具合を再現できる形で伝える

不具合の報告例

対象:問い合わせページ。スマートフォンのChromeで確認しました。

テスト番号:T03。送信時刻:9月25日10時20分。

操作:メール欄に「test」と入力し、ほかの必須項目を埋めて送信しました。

期待した動き:メールアドレスを直す案内が出ること。

実際の動き:ページの先頭に戻りましたが、どこを直すのか分かりませんでした。担当者への通知は届いていません。

添付:個人情報が写っていないエラー画面。修正後、同じ入力で再確認します。

予定した入力で受付から返信まで進めること、必須項目の誤りを修正して送信できること、記録した不具合がすべて解消されたことを確認できたら、公開前のテストはひと区切りです。修正した項目には再確認日と結果を追記し、「直したと聞いた」だけで終わらせないようにします。

参考資料

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